働き続けるためのサポート体制
キャリア支援とは?
医局と同門のサポート
岡山大学小児科の医局に所属することにより、各地の同門の先生の仲間となり様々な施設で研修を受けたり、専門領域の医師に相談したりできます。サブスペシャリティの選択に迷っている、直接相談してみたい場合、各専門領域の担当医師が相談に応じます。小児科医局までご連絡ください。
人生の変化に対応
結婚、出産、育児、体調、家族の転勤や介護などの状況の変化に臨機応変に対応し、幅広いネットワークでキャリアを継続できるよう支援します。
進路選択を迷っていたときに、先輩に色々とアドバイスをもらって、イメージができました。
結婚して夫の転勤に同行することになりました。推薦状を書いてもらって、勤務することができました。
転勤することになりました。初めての土地でしたが、他院の同門の先生から色々教えてもらって早く馴染めました。
親の介護のために、地元に戻ることになりました。関連病院へ転勤して勤務することができました。
体調不良で入院することになりました。医局から代診の医師を派遣してもらい、復帰することができました。
サポート体制
岡山大学病院の制度
岡山大学病院には、ダイバーシティ推進センターおよび医療人キャリアセンターMUSCATのキャリア支援制度、院内保育施設や病児保育ルームなど、医師が育児と仕事を両立できるようにサポートする複数の制度があります。小児科でも多くの医師が支援制度を利用しながら働いています。
相談体制
医局としても、専門診療や一般診療、地域医療、大学院進学、研究、留学、小児保健事業、教育機関などの選択肢があり、いずれかの場所で働き続けられるようサポートを行っています。お気軽にご相談ください。
先輩からのメッセージ
為房宏輔先生(2015年卒 2021年小児科専門医取得)
専攻医1年目は大学病院、2年目を福山市民病院、3年目を高知医療センターで研修しました。大学病院では専門性の高い各サブスペシャリティについて経験でき、2・3年目の市中病院でcommonな疾患を中心に小児医療を幅広く経験することができました。病院・地域によって経験できる疾患や処置は異なりますし、多くの上級医から多様なノウハウを教えて頂けた点で、複数の関連病院で研修が出来たことは大変有意義であったと考えています。専攻医の3 年間で血液・腫瘍性疾患の診療に興味を持ったため、現在は大学で移植治療を含めた専門治療の研鑽および、大学院での研究に取り組んでいます。
浦田奈生子先生(2013年卒 2018年小児科専門医取得)
高知医療センターで初期研修含め約4年間小児全般の幅広い知識を学び、その後岡山大学病院ではさらに専門的な分野に関しても経験しました。現在はかねてから興味のあった神経分野について岡山大学病院小児神経科で勉強させていただいています。2歳女児の育児をしながらという状況ではありますが、自分の目標に向かって躊躇なく邁進することができています。岡山大学病院小児科は研修方法が幅広いことも魅力的であり、それをサポ ートしてくださる体制があることにとても感謝しています。
平井健太先生 (2010年卒 2015年小児科専門医取得)
卒後2年目から広島市民病院で小児のcommon diseaseを幅広く学び、卒後5年目からは岡山大学病院で循環器をメインに先天性心疾患の心エコー、心臓カテーテル検査など多くの症例を経験することで、小児科専門医、小児循環器専門医を順調に取得できました。初期研修から小児の症例を数多く経験でき、専門領域も早期から学べることが、岡山大学病院小児科専攻医研修プログラムの大きなメリットだと思います。大学院では小児拡張型心筋症に対する再生医療の橋渡し研究を行い、現在は研究助教として大学内外のさまざまな教室と協力して基礎研究に取り組んでいます。
藤井智香子先生 (2005年卒 2011年小児科専門医取得)
夫婦ともに実家が県外で、あまりサポートを受けられない状況の中、育児をしながら専門医資格がとれるか不安もありましたが、周囲の先生がたのおかげで小児科専門医を取得することができました。その後も大学病院で臨床と研究を行いながら、学位も取得できました。現在小児科専門医・指導医、小児心身医学会認定医・指導医、子どものこころ専門医・指導医として臨床をしています。目標となる先輩や同じような立場で励ましあえる同僚がたくさんいることも、岡山大学病院の魅力です。皆さんも、ぜひ一緒に岡山大学病院小児科で研修しましょう。